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ゲーム

【ニーアオートマタ】レビュー|たくさんの魅力が詰まった鬱アクションRPG

2021年3月18日

こんにちは、もぶ()です。

2月にスマホの新作『ニーアリィンカーネーション』が配信され、4月には『ニーアレプリカント』のリメイク版発売と盛り上がりを見せているニーア作品。

そんなニーアシリーズでも特に人気のタイトルが『ニーアオートマタ』(NieR:Automata)です。

2017年の発売から4年たった今でも根強いファンが多く、コスプレやイラストなど国内外問わず様々なユーザー作品が生み出されています。

私も関連作のDODシリーズが好きだったこともあり、そのうちプレイしたいと思っていたのですが積みゲーが多すぎてなかなかやるタイミングがなく・・・

ちなみにXbox360で前作ニーアゲシュタルトを新品購入したけど、それも未開封(汗)

が、Xbox Series Xの購入でGame Passに加入したのでラインナップを見ていたところ、ニーアオートマタのDLC入り完全版があるじゃないですか!

スマホ新作やレプリカントのリマスターで更に盛り上がっている今やらずしていつやるのか!!

ということで、また放置する前にプレイすることにしました。

今回はそんな『NieR:Automata BECOME AS GODS Edition』のレビューとなります。

ポイントを3秒で解説!

シリーズ特有の世界観・ストーリー・音楽
キャラクターがどれも魅力的
60フレームの滑らかなアクション

ニーアオートマタの概要|こんなゲーム

ジャンル アクション・RPG・アドベンチャー
開発 プラチナゲームズ
販売 スクウェア・エニックス
対応ハード  PS、Xbox、PC
発売日 通常版:2017年2月23日(生産終了)
ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション:2018年6月26日
ヨルハエディション:2019月2月21日
価格 通常版:8,580円(税込)
ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション:5,280円(税込)
ビカム アズ ゴッズ エディション:5,280円(税込)
公式サイト https://www.jp.square-enix.com/nierautomata/

以下Amazonの商品説明より引用。

『NieR:Automata』について
これは呪いか。それとも罰か。
『NieR:Automata』は、スクウェア・エニックスがプロデュース、プラチナゲームズが開発を手掛けるアクションRPGです。
舞台は、宇宙人が繰り出す「機械生命体」の圧倒的戦力を前に、人類が月へと敗走している遥か未来。プレイヤーは、新たに組織されたアンドロイド部隊「ヨルハ」所属の「2B」となり、地球奪還のための熾烈な戦いに身を投じることになります。
単なるエンターテインメント作品にとどまらない、さまざまな感情をかき立てる物語を、滑らかな60fpsのオープンワールドで体験いただけます。

『3C3C1D119440927』について
『3C3C1D119440927』は、3種類のコスチュームと3種類の闘技場でのバトルをお楽しみいただけるコンテンツです。
各闘技場には、報酬として『NieR RepliCant』に登場したキャラクターのコスチュームが用意されています。

ニーアオートマタはスクウェア・エニックスから発売されているアクションRPG、ニーアシリーズの作品の一つです。

過去にPS3で発売されたニーア ゲシュタルト、Xbox360で発売されたニーアレプリカントの続編で、荒廃した世界を舞台にアンドロイドと機械との戦いが繰り広げられます。

ニーアシリーズやそのベースとなったドラッグオンドラグーン(DOD)シリーズ同様、シナリオにヨコオタロウ氏が関わっていることで、全体的に暗いながらも引き込まれる魅力的なストーリーが特徴。

またアクションゲームに定評のあるプラチナムゲームズが開発しているので、単純なアクションゲームとしてみても楽しめる作品に仕上がっています。

ちなみに現在発売されているのはPS版が「ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション」、Xbox版が「ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション」といういわゆる完全版で、本編+DLCと内容的に大きな違いはなくどちらもほぼ同じものです。(PS版に壁紙などの特典があるくらい)

なお前作のニーアレプリカントは2021年4月22日にリメイク作となる「NieR Replicant ver.1.22474487139...」として新たに発売される為、こちらも要注目です。

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ニーアオートマタの感想・印象に残ったポイント

では実際にニーアオートマタをプレイしてみての感想を、印象に残った点を中心に書いていきたいと思います。

ちなみ私のプレイ状況は、

  • バージョンはXbox(GamePass)版の「BECOME AS GODS Edition」
  • 総プレイ時間:40時間ほど
  • 主要エンディング(A~E+DLC)全て確認済み、他BADエンド7~8割ほど確認済み
  • キャラLVカンスト、実績コンプ
  • 過去作はDOD、DOD2を全エンディング確認済み、ニーアゲシュタルトは未プレイ(未開封で所持)

こんな感じです。

 

シリーズ特有の鬱で悲しいストーリー

ニーアシリーズやDOD(ドラッグオンドラグーン)シリーズと言えば、概要でもお伝えしましたがゲームクリエイターのヨコオタロウ氏が関わっている作品として有名。

ニーアオートマタでもシナリオとディレクターに参加していて、ヨコオ節炸裂な鬱展開&悲しいストーリーが展開されます。

が、ただ悲しいだけじゃなくその中に儚さや美しさがあったり、そういった展開だからこそキャラクターにより感情移入できるのがポイント。

これはハマる人には非常にハマる内容で、この鬱展開に魅了されてヨコオ作品を遊んでいる人も多いのではないでしょうか。

反面、中二病のような痛い設定が苦手な人にはあまりウケないストーリーかもしれませんね。

 

物語を彩る魅力的なキャラクター達

本作を語る上で欠かせないのが、2Bや9S、A2といった主要キャラクターです。これがとにかく良い!

  • コスプレ人気の高い2B。

  • 感情表現豊かな9S。

  • クールだけど優しいA2。

ぱっと見て感じる可愛さ、格好良さもですが、魅力的に見えるポイントがたくさんあります。

例えば2Bでいうと、

  • 髪が真っ白で衣装は黒というツートンカラーなこと
  • 目隠しをしていること
  • 戦闘用マシンなのにドレスを着ていること
  • そのドレスの下が際どいレオタードなこと
  • 武器が宙に浮いていること
  • メインの武器が日本刀なこと

などなど・・・。

しかも彼女達はみんな人間ではなくアンドロイドという設定なのも引き込まれる要素だと思いませんか!?

私は思います!!!

またこの他にも双子アンドロイドのデボル&ポポルや心優しい機械のパスカル、不気味だけど愛らしい見た目のエミールなど、様々なキャラクターが登場します。

 

上質なサウンドトラック

ニーアシリーズはストーリーやキャラクターも良いんですが、同じくらいBGMも素晴らしい。

時に壮大で時に大人しく繊細な曲と場面によって様々な楽曲が使われていますが、そのどれもに儚さや寂しさを感じる要素が備わっています。

全体的に哀しげな曲が多いものの、それでも何度も聴きたくなる美しく上質なサウンドトラックが揃っているのはニーアオートマタの大きな魅力と言えるでしょう。

ちなみに個人的に…というか多くの人が一番好きな楽曲と思われるのが、EDテーマにもなっている『Weight of the World』という曲です。

この曲は英語のボーカルで英語の歌詞の曲なんですが、実はEDによって複数のバージョンが用意されていて、中には日本語版となる『壊レタ世界ノ歌』もあります。そしてこれがまた素晴らしい。

歌っているのは河野万里奈さんという方で、特に終盤にはまるで感極まって泣きながら歌っているかのような切ない歌声を披露しています。

ううっ・・・思い出したら目からドレッシングが・・・

そして新のEDで披露されるバージョンは・・・是非自分の耳で聴いてみて下さい。

 

60フレームでの爽快アクション

今作は制作がプラチナゲームズということでアクションがかなり爽快になっています。

私がプレイしたことのある過去作はPS2時代のDODシリーズなので単純に比べるのも間違ってますが、当時はコンボの組み合わせなども少なく、もっさりしたアクションだった記憶があります。

対してニーアオートマタでは弱攻撃と強攻撃の押す順番やジャンプやダッシュとの組み合わせで技が変化し、また武器・装着チップによっても攻撃方法が変わるので様々なパターンで戦うことが可能。そこにポッドによる射撃や回避・カウンター攻撃も加わる為、かなりスタイリッシュな戦闘になります。

フレームレートも60FPSと高く、ボタンを押したときのレスポンスも良いため、前述した攻撃方法と合わせて非常に爽快なアクションを楽しむことができるんですよね。

アクションが苦手な人でもイージーモードにすることで戦闘を自動操作に変えられるので、安心してプレイできますよ!

ちなみにプラチナゲームズの代表作としては他に、ベヨネッタ、メタルギアライジング、マックスアナーキーなどの名だたるアクションゲーがあるので、ニーアオートマタのアクションも納得の出来というわけですね。

 

飽きさせない演出やメタ要素

ニーアオートマタは基本的にはアクションRPGですが、途中で急にシューティングゲームになったり巨大ロボットを操ることになったりと、場面に応じて様々な演出が起こります。そのためプレイしていて飽きにくい。

特に9Sを操作しているときに頻繁に使うことになるハッキングは、ゲームだけじゃなくBGMまでレトロシューティングゲーム調に変わったりと、面白いエフェクトがかかります。

ただシューティングゲーム自体は単調で頻繁にあるとちょっと面倒に感じることがあり、後半はオートモードでプレイすることが多くなりました。

またゲーム内だけじゃなくプレイヤーに直接影響するようないわゆるメタ要素も含んでいて、例えば視覚センサーや聴覚センサーに異常が出たシーンでは実際に画面が乱れたり音が聞こえなかったりしますし、「危険・取扱注意」などと書かれた装備品の一つであるOSチップを外すと、キャラが死んでゲームオーバーになります(笑)

中には「この選択をするとデータが消えるが良いか?」と聞かれ、選択すると本当にセーブデータが消えるというようなものまであるため、メタ要素に関しては面白い反面注意が必要。

良くも悪くもこういったアイデアには驚くばかりです。

 

膨大な数のエンディングとやりこみ要素

ニーアシリーズといえばマルチエンディングですが、それはニーアオートマタでも健在。

今作では一回目のクリアで見られるAエンディングから順に、アルファベットのZまで合計26種類(!)ものエンディングが用意されています。

全てのエンディングで豪華なイベントシーンが見れたりといったことはないですが、それでもこれだけ膨大な数が設定されているのは凄い。

ただしストーリーが少なくとも3週のプレイを前提に作られているので、周回前提のプレイが苦手な人はちょっと大変かもしれません。

とは言ってもプレイするごとに全く内容の違うゲームになるのであまり気にならないんですけどね。

感動間違いなしなEエンディングは是非チェックしてほしい。

またエンディング以外にもサブクエストや装備収集、魚釣りに闘技場などとやりこみ要素もたくさん用意されているので、全てのコンテンツを遊びつくすとかなりのボリュームになるでしょう。

 

DLCで衣装やエンディングが追加

今回私がプレイした「BECOME AS GODS Edition」は、いわゆる完全版。

PS4で発売されたオリジナルに当時各ショップの予約特典だったスキンや追加で発売されたDLC「3C3C1D119440927」が収録されています。

そのため通常では入手できない(ちょっとセクシーな)衣装だったり闘技場形式のコンテンツを楽しむことができるので、ニーアシリーズのファンであれば完全版のほうがおすすめです。

ちなみに闘技場のコンテンツはすべてクリアすることで特別なエンディングを見ることができるようになっています。

 

ニーアオートマタの感想まとめ

ニーアオートマタの感想・レビューをまとめるとこんな感じ。

ここがGOOD!

  • ヨコオ節炸裂なシリーズ特有の鬱ストーリー
  • 物語を彩る魅力的なキャラクター達
  • 上質なサウンドトラック
  • 60フレームでの爽快アクション
  • プレイヤーを飽きさせない演出やメタ要素
  • 膨大な数のエンディングとやりこみ要素
  • DLCで衣装やエンディングが追加

ここがイマイチ

  • 全体的に暗く悲しい内容で人を選ぶ
  • 最低3週しないとストーリーがわからない
  • シューティングパートが多くやや面倒

またニーアオートマタは以下のような人におすすめです。

こんな人におすすめ

  • 暗く悲しいストーリーやキャラクターに魅力を感じる人
  • スタイリッシュで爽快なアクションRPGを探している人
  • 過去作(DOD、ニーアレプリカント/ゲシュタルト)を楽しめた人

 

ということで今回はニーアシリーズの中でも特に人気の作品、ニーアオートマタ完全版の感想を記事にしてみました。

ヨコオ作品ということで鬱で暗いストーリー展開が特徴の一つとなっているため、決して万人受けする作品ではありません。

私も実際にプレイしていて進めるのが辛くなるエピソードがいくつかありました・・・。

ですがその暗さ・悲しさがあるからこそ得られるカタルシスや感動があるのも事実で、それがこの作品、ニーアシリーズに惹きつけられる大きなポイントとなっているんです。

また”鬱展開”とは言ってもこれまでのシリーズ作品に比べるとだいぶ軽く?なっているような印象はあったので、シリーズを楽しめた人はもちろん、過去作でもうちょっと明るいストーリーが良かったという人でもニーアオートマタなら楽しめるかもしれません。

その為一応おすすめな人をあげては見たものの、個人的にはちょっとでも興味を持ったら食わず嫌いせずにプレイしてみて欲しいと思っています。

一度プレイしてみれば、ただ暗いストーリーがウリなだけじゃない、この作品に詰まったたくさんの魅力や人気の秘密がわかるはずです。

そして1週、2周目、3週目と続けて是非Eエンディングまで見て余韻に浸ってほしい。

プラチナゲームズによるアクションも素晴らしく、ゲームをプレイする上であまりストーリーを気にしない人でもアクションRPGとして普通に楽しめる本作。

頻繁に起こるシューティングゲーム要素がちょっと面倒に感じることはあったものの、全体的には完成度が高くたくさんの魅力が詰まった素晴らしい作品だと思いました。

発売から数年経ったことでセールに載ることも多いですし、Xbox版の方はGamePassにも入っているので実質無料で遊ぶこともできます。

まだ未プレイの人はこの機会に是非本作の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

ちなみにやるゲームがたくさんあるのですぐに買うかはわかりませんが、4月に発売するニーアレプリカントのリメイク版も非常に楽しみにしています。

最後までご覧いただきありがとうございました!もぶ()でした。

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  • この記事を書いた人

もぶ

雑食ゲーマー。浅く広くいろんなゲームを遊んでます。 最近はXbox Series Xを手に入れてGamePass三昧。

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