昨日Xbox公式より急な発表があり、2025年10月1日よりXbox Game Passのサービス&価格改定が発表されました。
Xbox Game Passはこれまでも何度か値上げやサービス内容の変更、名称の変更などが行われてきましたが、個人的に今回の内容は今後の利用に大きく関わるほどの衝撃を受けました。

この記事ではそんなゲームパスの新プランの内容や新しい利用料金についてをまとめてています。なお結構グチ多めです(汗)
またこれまで非常にお得だった裏技のCore→Ultimate変換はまだ使えるのかや、サービス改定後のおすすめプランについても合わせて記載しているので、現在ゲームパスを利用中の方や新しく契約を考えていた人はチェックしてみてください。
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Xbox Game Passのサービス改定&新料金プランについて
以下はXbox Wire Japanからの引用です。
Xbox は、Game Pass を通して比類なき価値、特典、そして豊富で多様なゲーム ライブラリを提供する、という明確な目標を掲げています。
(中略)
今回、コンソール、Xbox on PC、Xbox Cloud Gaming など、複数のデバイスや画面でゲームをプレイする人々や、隠れた名作、そして発売初日からゲームを楽しみたい方々に向けて、より多様なプランをご用意しました。
本日、これまで以上にプレイヤーのプレイスタイルに寄り添う「Essential」、「Premium」、そして「Ultimate」の 3 つの新しい Game Pass プランをご紹介します。いずれのプランにおいても Windows PC 版タイトルを加えた拡張ゲーム ライブラリ、無制限のクラウド ゲーミング、ライアット ゲームズ タイトルをはじめとしたゲーム内特典、そして刷新された「Xboxでのリワード」体験が含まれます。
このアップグレードを受け、本日より既存の Game Pass Core メンバーは「Essential」、Game Pass Standard メンバーは「Premium」へとプランが切り替わり、Game Pass Ultimate のメンバーは引き続き「Ultimate」プランが維持されます。
- Essential: Game Pass Core メンバーは本プランへ自動的に切り替え
- Premium: Game Pass Standard メンバーは本プランへ自動的に切り替え
- Ultimate: Game Pass Ultimate メンバーはプランに変更なし
いずれの変更も、プレイヤーの皆さんがどこでどのように遊んでいるかに合わせた体験を提供する、という私たちのコミットメントを基としています。ぜひご自身にとって最も適切なプランを見つけ、あらゆる場所、そしてあらゆる方法でゲームをお楽しみください。
(以下略)
そして各プランの詳細ですが、Xbox Wire Japanの内容では文章が長々と書いてあってわかりにくかったので、旧プランの価格も含めて以下の表にまとめてました。
※スマホの方は横にスクロールできます。
プラン名 | Xbox Game Pass Essential (旧:Xbox Game Pass Core) | Xbox Game Pass Premium (旧:Xbox Game Pass Standard) | PC Game Pass ※PCタイトル専用 | Xbox Game Pass Ultimate |
遊べるゲーム | Xbox用&PC用 Xbox Game Pass対応タイトルの一部 (50作品以上) | Xbox用&PC用 Xbox Game Pass対応タイトルの一部 (200作品以上) | PC用 Xbox Game Pass対応タイトル (300作品以上) | Xbox用&PC用 Xbox Game Pass対応タイトルの一部 (400作品以上) |
Day1対応 (新作の発売初日プレイ) | 無し | 無し ※COD以外のMS傘下の新作は 1年以内にプレイ可能に | 含まれる (年間75本以上) | 含まれる (年間75本以上) |
EA Play (月額900円) | 無し | 無し | 含まれる | 含まれる |
UBIsoft+ Classics (月額800円) | 無し | 無し | 無し | 含まれる |
フォートナイトクルー (月額1,320円) | 無し | 無し | 無し | 含まれる |
Xbox Cloud Gaming (Game Passのクラウドプレイ) | 含まれる | 含まれる (短い待機時間) | 無し | 含まれる (最短接続&1440p対応) |
購入したタイトルのクラウドプレイ | 含まれる | 含まれる | 無し | 含まれる |
Xboxオンラインマルチプレイ権 | 含まれる | 含まれる | 無し | 含まれる |
各種ゲーム内特典 | 含まれる | 含まれる ※Essentialより対象タイトル増加? | 含まれる ※Premiumより対象タイトル増加? | 含まれる ※Premiumより対象タイトル増加? |
Xboxリワードポイント | 年間最大25,000ポイント | 年間最大50,000ポイント | 年間最大50,000ポイント | 年間最大100,000ポイント |
ゲーム購入時の特典 | 通常のポイント還元 | 通常の4倍のポイント還元 Game Passタイトル最大10%ポイント還元 | 通常の4倍のポイント還元 Game Passタイトル最大10%ポイント還元 | 通常の4倍のポイント還元 Game Passタイトル最大10%ポイント還元 Game Passタイトル最大30%OFF |
利用料金(税込) | 月額850円 ※旧価格は月額842円 | 月額1,300円 ※旧価格は月額1,100円 | 月額1,550円 ※旧価格は月額990円 | 月額2,750円 ※旧価格は1,450円 |
※新たに追加された特典に関して、詳しくは後述。
まず名称ですが、これまでのものから以下のように変わっています。
- Core → Essential
- Standard → Premium
- PC Game Pass → そのまま
- Ultimate → そのまま
PC Game PassとUltimateはそのままなので良いとして、CoreがEssentialに、StandardがPremiumに変更。
サービス内容が大きく変わったことで心機一転的なものもあるんでしょうが、正直、変えないほうが良かったのでは?と思いました。
ゲームパスはこれまでもXbox Game Pass for ConsoleからGame Pass Standardへ、Xbox Game Pass for PCからPC Game Passへ変わったりと何度か名称(と価格も)を変更しているのですが、今回の名称はPS Plusのものとかなり似ています。
Xbox Game Pass | PS Plus | |
最上位プラン | Ultimate | Premium |
中間プラン | Premium | Extra |
最安値プラン | Essential | Essential |
で、Essentialはどちらも最安値のプランなので良いんですが、Xbox Game Passの場合はPremiumが中間プランなのに対し、PS Plusでは最上位プランの名称となっています。このせいでちょっとややこしいです。
これなら名称変更せずに最安値プランはCore、中間プランはStandardのままのほうが個人的にわかりやすくて良かったのに・・・。(あと毎回記事修正するのが面倒くさい)
そして最も気になるであろう価格ですが、こちらも以下のように変更となりました。
- Esssential(旧Core):842円 → 850円
- Premium(旧Standard):1,100円 → 1,300円
- PC Game Pass:990円 → 1,550円
- Ultimate:1,450円 → 2,750円
Essentialは8円アップ、Premiumは200円アップなのでまだ許せる範囲ですが、PC Game Passは約1.5倍の560円アップ、そしてUltimateに関しては約2倍になる1,300円アップとなっています。。。
ここまで急に金額を変えられると、継続するのを辞めようと思う人もかなり出てくるはずです。

特にUltimateに関しては、後述する新たな特典がついていると言っても1ヶ月辺り3,000円近い金額になってしまっているので、ここをなんとか2,000円以内に抑えて欲しかったな~というのが個人的な思いです。
次は新しく追加された特典について解説します。
今回のサービス改定によって新たに追加(変更)されることになった特典は、以下の通り。
- UBIsoft+ Classics:通常月額800円のサブスクで、UBIの対象タイトルが遊び放題。
- フォートナイトクルー:通常月額1,320円のサブスクで、フォートナイトの様々な特典が入手可能。
- Xbox Cloud Gaming:ゲームパスタイトルのクラウドプレイ。新たにEssentialプランでも対応。
- 各種ゲーム内特典:LOLやCoD:Warzone、OW2などのゲーム内特典が入手可能。新たにEssentialプランでも対応。
- Xboxゲームのリワード:Game Pass等でゲームをプレイするとポイントがもらえる。プランごとに年間獲得上限に差がある。
- ゲーム購入時の特典:MicrosoftストアでゲームやDLCなどを購入したときにポイント還元や割引が受けられる。プランごとに内容に差がある。
こうしてみると、実はUltimateは値上げの差以上の特典は付属していることになります。UBIsoft+ Classicsは通常800円ですし、フォートナイトクルーは通常月額1,320円ですからね。
ただ、自分もそうですがどちらも利用しない・興味がない人にとっては無理やり抱き合わせて値上げした印象が強いんですが・・・。
一方で、良かったと思うのはまずXbox Cloud Gamingが新たにEssential(旧Core)プランでも対応したこと。
これは厳密には今回の改定よりちょっと前から対応したはずですが、以前はUltimateプランじゃないと利用できなかったクラウドプレイがPC Game Pass以外のどのプランでも利用できるようになったのは嬉しいことですね!

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クラウウドプレイはXbox本体を持っていなくてもスマホやタブレット、PCから利用可能なので、これによりハードを持っていない人がゲームパスを利用するための敷居が以前よりも下がりました。
月額850円程度なら、マイクロソフトのクラウドゲームがどれくらい快適に遊べるのか、どれくらいの画質なのか気になっていた人にも良いかもしれません。
また、各種ゲーム内特典も以前はUltimate会員限定だったと記憶していますが、こちらも新たにすべてのプランのユーザーが対象に。
こうしてみると、8円しか値上がりしていないEssentialがかなりお得に見えますね。
そしてXboxゲームのリワードとゲーム購入時のポイント還元などの特典に関してですが、こちらはプランごとに大きく差が出るようになりました。
- Essential:年間最大2.5万リワードポイント。購入時のポイント還元率は通常。
- Premium:年間最大5万リワードポイント。ポイント還元率4倍、Game Passタイトル最大10%ポイント還元
- Ultimate:年間最大10万リワードポイント。ポイント還元率4倍、Game Passタイトル最大10%ポイント還元、Game Passタイトル最大30%OFF
Xboxゲームのリワードとは、「ゲームを15分プレイする」「Game Passタイトルを4種類プレイする」などのクエストをクリアすることでマイクロソフトリワードのポイントがもらえる、Xboxユーザーなら知っている人も多い超オトクなポイ活システムです。
このリワードのお陰で特に何も考えずにゲームを遊びまくっているだけでポイントがどんどん貯まり、溜まったポイントは各種ギフトカードやゲーム内通貨と交換できるので、かなりありがたい仕組みだったんですが、これのポイントがEssentialでは年間最大2.5万ポイントまで、Premiumでは年間最大5万ポイントまで、そしてUltimateでは年間最大10万ポイントまで貯められるように変更。
参考までに、記事執筆時点で1,200円分のMicrosoftギフトカードが7,365ポイントとなっているので、これで計算すると、
年間最大リワードポイント | 交換可能なギフトカード数 | 金額に変換 | |
Essential | 25,000pt | 3枚 | 3,600円(1ヶ月あたり300円) |
Premium | 50,000pt | 6枚 | 7,200円(1ヶ月あたり600円) |
Ultimate | 100,000pt | 13枚 | 15,600円(1ヶ月あたり1,300円) |
Essentialでは1ヶ月辺り300円、Premiumでは1ヶ月辺り600円、そしてUltimateでは1ヶ月あたり1,300円相当のギフトカードと交換できることになります。(小数点以下を切り捨てているので、実際にはそれ以上)
なので、UBIsoft+やフォートナイトクルーの金額分を除いたとしても、実はリワードの獲得ポイントだけでも値上げの差額分は埋められる計算なんですよね。

また、ゲームやDLC購入時のポイント還元率もEssentialでは通常(割合不明)ですが、PremiumとUltimateでは通常の4倍獲得できる他、Ultimateの場合は更にGame Pass対象タイトルの購入なら最大30%OFFで購入できる特典もつくので、Xboxでめちゃくちゃゲームをするしめちゃくちゃ買う!って人にとっては、案外これまで以上にお得になっているとも言えるかもしれません。
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Core→Ultimate変換の裏技はどうなった?
さて、Xbox Game Passの改定に合わせておそらく現在利用中のユーザーの皆さんが一番気になっているのが通称『Core変換・Ultimate変換』と呼ばれる裏技が今後も使えるのか?ということだと思います。
こちら先に結論をいうと、2025/10/1現在、変換自体は可能なものの、変換率が変わったことでメリットは大きく減少しています。
これまでも何度か変換率が変わっていましたが、私が最後に確認したとき3:2の割合(=Core12ヶ月分がUltimate8ヶ月分)で変換できていたところ、現在は残り期間の40%(=Essential12ヶ月分がUltimate4.8ヶ月分)となっていました。以下公式サイトより引用です。
Game Pass Ultimate へのアップグレード
Xbox Game Pass Ultimate にアップグレードすると、Xbox Game Pass、または EA Play サブスクリプションのプリペイド時間を変換し、現在の変換率で最大 36 か月まで Xbox Game Pass Ultimate に適用します。
- Xbox Game Pass Essential の変換率: 残りの時間の 40% が Xbox Game Pass Ultimate の時間に変換され、次の丸め日に切り上げられます。 たとえば、Xbox Game Pass Essential の残りの 90 日は、Xbox Game Pass Ultimate 時間の 36 日分に変換されます。
- PC Game Pass の変換率: 残りの時間の 65% が Xbox Game Pass Ultimate の時間に変換され、次の丸め日に切り上げられます。 たとえば、PC 用 Game Pass の残り 90 日は、Xbox Game Pass Ultimate 時間の 59 日分に変換されます。
- Xbox Game Pass Premium と本体用 Game Pass の変換率: 残りの時間の 55% が Xbox Game Pass Ultimate の時間に変換され、次の丸め日に切り上げられます。 たとえば、Xbox Game Pass Premium または本体用 Game Pass の残り 90 日は、Xbox Game Pass Ultimate 時間の 50 日分に変換されます。
- EA Play の変換率: 残りの時間の 20% が Xbox Game Pass Ultimate の時間に変換され、次の丸め日に切り上げられます。 たとえば、EA プレイの残り 90 日は、Xbox Game Pass Ultimate 時間の 18 日分に変換されます。
現在Amazonで販売されているGame Pass Core(Essential)の価格が12ヶ月で6,500円。
Ultimate変換は36ヶ月分まで変換できるので、6,500円が3つで19,500円。そして変換の際に1ヶ月分のUltimateコード=1,450円が必要になるので、
19,500円+1,450円=20,950円で、合計15.4ヶ月分のUltimate期間(Core36ヶ月=Ultimate14.4ヶ月、+1ヶ月分のUltimateコード)となります。
これを1ヶ月あたりの金額になおすと、20,950円÷15.4ヶ月で1ヶ月あたり約1,360円でUltimateプランが利用できる計算です。

なので、一応変換で多少はお得になるものの、以前の1ヶ月420円のように大幅に安く利用できるわけではないため、3年分のまとめて変換はかなり微妙になりました。
ただ、通常の購入よりは安く利用できることは確かなので、もし少しでもお得に利用したい場合は変換を活用するのと、CoreのプリペイドカードをAmazonや楽天で購入してECサイト分のポイント還元を受けるというのもありかと思います。
プライムデーなどの定期的に行われるセールを利用すれば、還元されるポイントも増えますしね!
結局どのプランがおすすめなのか
ということでこの記事では急遽発表されたXbox Game Passの新サービス内容・新料金についてまとめてみました。
気がついたら長々と書いてしまいましたが、結局どのプランがおすすめなのか・・・は、今回の変更でこれまで以上に人によって違うという感じになったと思います。
これまではUltimate一択というほどUltimateの魅力が非常に大きかったのですが、流石に料金が2倍近くになって、特典も人によっては全然嬉しくないとなると、気軽におすすめはできなくなりましたね。
でも悩む人も多いと思うので・・・あえて個人的なおすすめを言うならPremiumです。
PremiumはこれまでのUltimateと近い金額で、グレード的には1ランク下がりますがゲームパスの多くのタイトルを遊べますし、クラウドゲーミングも利用可能、そしてデイワンではありませんがCOD以外のマイクロソフト傘下の新作タイトルなら1年以内に追加されると明言されているので、ゲームパスや購入したタイトルを適当に消化しているうちに準新作として遊べるようになるからです。
というか考えてみたら現状のUltimateでも遊ばないタイトル・遊べていないタイトルが多かったり、そこまで活用していない機能や特典があるので、案外Premiumで十分なことがわかりました。

そして基本Premiumで、どうしてもデイワンで遊びたいタイトルが出たときにUltimateにアップグレードするのがお財布的に無駄がなくて良さそう。
もしくは値上がりはしましたがPC Game Passとかですね。PCタイトル限定かつクラウドプレイは利用できませんが、PC Game Passはなにげにデイワン対応&EA Playが含まれているという特徴があります。
あと旧Coreの人はEssentialになることで8円の値上げ以上に多数の特典が追加されるので、なにげに今回の発表で一番メリットを受けられてますし、基本Essentialにするのもありかもしれません。
いずれにせよ既存会員の方は11月4日までは旧価格のままで利用できるので、残り1ヶ月じっくり考えてみましょう!
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