以前BIGBIGWONの新型多機能コントローラーであるBIGBIGWON GALEをレビューさせて頂きましたが、機能の多さはもちろん、一体化する大型スタンドも付属しているコスパに優れたコントローラーとなっていました。
そんなGALEが早くもバージョンアップされて登場!それが今回紹介する【BIGBIGWON GALE HALL(ゲイル ホール)】です。
今回もメーカー様から製品の方をご提供頂いたので、この記事では旧Galeからどう変わっているのか、実際に使用してみて比較しレビューしてみたいと思います。
結論を言うと、今から買うならGALE HALLのほうが絶対におすすめです!
BIGBIGWON GALEの購入を迷っている方や、最新の多機能コントローラーの購入を考えている人は是非チェックしてみてください。
ポイントを3秒で解説!
旧モデルBIGBIGWON GALEと同様に多機能
ドリフト対策&交換可能なスティックを新たに搭載
大きな機能追加やデザイン変更はない
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BIGBIGWON GALE HALLの概要|こんな製品
今回レビューする商品はこちら。
製品名 | BIGBIG WON Gale Hall コントローラー |
ブランド | BIGBIG WON |
対応ハード | Switch / PC (Windows10&11) / Android / iOS |
接続方式 | 無線・有線 |
パッケージサイズ | 15 x 10 x 4 cm |
パッケージ重量 | 約200g |
主な機能 | 6軸ジャイロセンサー(Switch用)、モーションコントロール(PC用)、0デッドゾーン、4つの追加ボタン、最大1000Hzのポーリングレート、ホールエフェクトトリガー、ホールセンサースティック、振動機能 |
参考価格(Amazon) | 8,999円 |
公式サイト | https://jp.bigbigwon.com/ |
BIGBIGWON GALE HALLは、中国のゲーミングブランドであるBIGBIG WONが販売している最新のSwitch&PC&スマホ向け多機能プロコントローラーです。
名前を見てわかるように、これまで販売されていたBIGBIGWON GALEという製品のバージョンアップモデルな位置づけで、基本的な機能はそのままにセンサー部分などの強化が行われています。
そのためFPSなどの繊細なスティック操作が必要なゲームでより力を発揮するほか、ジャイロ機能を搭載しているためSwitchでスプラトゥーンなどを楽しむ場合にも活用することができます。
価格も据え置きの8,999円となっているので、コストパフォーマンスも優秀なコントローラーです。
BIGBIGWON GALE HALLの外観
パッケージ
ということで早速商品の方見ていきましょう。まずはパッケージから。
パッケージはこれまでの製品同様、BIGBIGWONのイメージカラーであるオレンジを使った鮮やかなデザインとなっています。
開封!
開封するといきなり本体が登場します。スティックの周りのドーナツ状のものはクッションです。
コントローラーやスタンドが収まっている黒い土台を持ち上げると、ケーブルや取扱説明書類がありました。
付属品
全ての付属品がこちら。
RAINBOW2 Galeの付属品
- GALE HALL コントローラー本体
- 充電スタンド
- 2.4GHz無線接続ドングル
- 交換用スティック(M、L各2つずつ)
- 充電用USBケーブル(約1m)
- 説明書(日本語あり)
- 延長保証付きギャランティカード
- 検品票
基本的な内容は旧Galeと同じですが、GALE HALLでは新しく交換用スティックが付属しているのがポイント。
充電用ケーブルはやや固めで、長さは1m程度です。片側がType-C、もう片側がType-Aとなっています。
私は基本無線でプレイ&モニターの横にゲーム機本体があるので気になりませんでしたが、TVやモニターからある程度離れた場所で有線コントローラーとして使う方は、別なケーブルを用意したほうが良いかもしれません。
説明書は日本語があるので安心。
こちらは2.4GHz無線接続用のUSBドングルです。
上部にはペアリング用のボタンがあります。
続いては大型の充電ドッグ。
本体がぴったりフィットする形状になっているため、接点を意識しなくてもこのスタンドに乗せるだけで簡単に充電することができます。
底面部分。
下部には充電時に点灯するLEDランプがあり、底面部分には滑り止めのゴム足がぐるっと配置されています。
スタンドの大きさも相まって、安定性はめちゃくちゃ高いです。
背面。
背面には無線ドングルを接続するためのUSB Type-Aポートがあります。その下にあるType-Cポートは付属の充電ケーブルでPCやSwitchのドッグとつなぐためのものですね。
ドングルを接続するとこんな感じ。
ドングルは直接PCやSwtichに接続して使うこともできるのですが、このように充電スタンドにドングルを接続⇒充電スタンドを付属のケーブルでPC・Switchに接続することで非常にスッキリさせることができます。
そしてお伝えしたように、旧Galeからの変更点としてこのGALE HALLには交換用のスティックが2種類(M、L)付属しています。
これらは本体に初めからついているスティック(S)とは別のサイズなので、合わせてS、M、Lサイズで合計3種類6個のスティックが付属していることになります。
スティックは軸や爪の部分はプラスチック製で、その周りを金属製のカバーが覆っているという仕様です。
よく似ている仕様のエリコン2では軸そのものが金属製かつマグネットで装着するタイプだったので、そちらに比べると耐久性は落ちそうです。まぁその分軽いというメリットもあるんですけどね。
交換してみた写真はこのあと紹介します。
コントローラー本体
そしてこちらがBIGBIGWON GALE HALL本体。
全体的にXbox Series X|S用の純正コントローラーに非常によく似たデザインとなっています。
表面部分アップ。
中央上部にはBIGBIGWONロゴのボタンがあります。これはホームボタン的な役割です。
その下に3つあるボタンが、Xboxでいうメニューボタン、キャプチャボタン、ビューボタンとなっています。
下部中央にあるボタンはFNボタンといって、各種ボタン設定を記憶したり変更したりするときに使用します。
ボタン配置もXboxと同じ仕様ですが、SwitchとXboxではA⇔B・X⇔Yがそれぞれ逆になる為、内側に小さく書いてあるのがSwitch用の表示となります。
スティック周りのアップ。D-Pad(十字キー)はXboxの8方向と違って一般的な十字タイプです。後述するようにスティックは交換できますが、D-Padは交換できません。
スティックは真上に引っ張ると外れます。
交換するとこんな感じ。
最初から装着されているSサイズに比べると、Lサイズは結構な差がありますね。
続いて本体下部から。
下部には、というかこのコントローラーには3.5mmジャックがありません。なので有線ヘッドセットやイヤホンなどの装着は残念ながらできません。
側面。
上部。
上部はやや特殊な形状をしていますが、現時点では中央にあるUSB-Cポートしか使いません。
その両脇の溝はおそらくスマホを装着できるアタッチメント用のものだと思いますが、現時点ではそういったパーツが正式に販売されていないので、もしかしたら今後登場するのかも?
バンパーやトリガーには滑り止めのドットが配置されています。
背面はこんな感じ。
背面には特徴的な4つの追加ボタンがあります。ここも旧Galeと同じく横に4つ並びで、クリッキーな押し心地です。
中央にある小さなボタンはコントローラーのペアリングボタンです。
コントローラーを専用スタンドに乗せてみました。
こんな感じでコントローラーと充電スタンドは綺麗にフィットするので、スッキリしますね。
GALE HALLと旧Galeの外観比較
続いてGALE HALLと旧Galeとの外観を比較してみました。
上部。
背面。
横から。
見てもらえるとわかるように、基本的な外観は旧Galeと全く同じです。
あえて違いを言うなら、交換可能になったスティック部分。
左のGALE HALLでは交換用スティックの軸が金属製のカバーで覆われていますが、右の旧Galeでは白いプラスチックのままです。
重量
BIGBIGWON Galeの実際の重量も図ってみました。
多少個体差はあると思いますが、レビューに使用したBIGBIGWON GALE HALLの実重量は230.9gでした。
ちなみに前作の旧Galeでは234.8gだったので、新モデルのほうが軽くなっていることになります。個人的にスティックの金属カバーがある分重くなるかなと思ってたので、これはちょっと意外!
GALE HALLの外観や重量に関しては以上です。
BIGBIGWON GALE HALLの使用感|良かった点・悪かった点
では次にBIGBIGWON GALE HALLを実際に使用してみて感じたことをまとめていきたいと思います。
※ベースが旧モデルGALEと同じ為、一部の感想は同じ内容を掲載しています、ご了承ください。
私がテストした環境は、
- PC
- Switch
となります。
ちなみにSwitchではゼルダTOTKとスプラ3、PCではエーペックスレジェンズとOW2、そしてゲームパスのタイトル(Cloud Gaming含む)をいくつか遊んでみました。
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ドリフト問題が解消&マイナスデッドゾーンも設定できる
これまでのモデルであるBIGBIGWON GALEでは、トリガー部分にはホールセンサーが使われていましたがスティック部分には使われていませんでした。
ですがBIGBIGWON GALE HALLではこの部分がアップデートされ、新たにホールセンサースティックを採用したことで、物理的にドリフト現象が起きないように!
更にホールセンサーになったことでマイナスデッドゾーンの設定が出来るようになったのもポイント。マイナスデッドゾーンはゲーム側の設定でデッドゾーンが消せない場合に使用する機能で、ゲーム側で0にできなくてもスティック側でマイナスにすることでプラマイ0になるという理屈です。
この機能がついているコントローラーはまだ少ないので、デッドゾーンにこだわる人にとってはかなり重要なポイントになるのではないでしょうか。
またセンサーが物理的に接触しない仕組みなので摩耗による故障も抑制でき、旧モデルよりも耐久性やスティック寿命にも期待できそうです。
ゲームに応じてスティックの交換が出来る
スティックが交換できるようになったのもBIGBIGWON GALE HALLでの大きな変更点です。
旧モデルのGALEではスティックの交換はできませんでしたが、GALE HALLには初めからコントローラーに装着されているものとは別のサイズで左右2種類ずつ、つまり本体含めて合計3種類6個のスティックが付属しています。そのためゲームに応じて交換することでより操作性を高めることができるようになりました。
ただ注意点として、外観の部分でも触れましたがスティックの軸・爪がプラスチック製となっているので、あまり頻繁に付け替えると爪が摩耗して折れてしまう可能性があります。なのでスティックを交換するときには気をつけて行うようにしましょう。
もし他にもコントローラーを持っているのであれば、例えばFPSをやるときだけ長いスティックを装着したままのGALE HALLを使い、他のゲームを遊ぶときは別なコントローラーを使うなど、できるだけスティックの付替を行わなくてよい工夫をするのがおすすめです。
旧モデルより振動の表現が強力かつ繊細に
BIGBIGWON GALE HALLでは振動するモーター部分も改善されています。
これまでよりも繊細な表現が出来るようになったおかげで、振動が強い場面ではより強力に、弱い場面ではよりソフトな動きをするようになりました。
そのためこれまでのBIGBIGWON製コントローラーに比べて没入感がアップ。特にオフラインで一人で没頭するようなゲームの場合はより楽しくプレイすることができそうです。
Xbox Series X|S基準の形状で使いやすい
BIGBIGWON GALE HALLは外観の部分でも解説しましたが、Xbox Series X|S純正コントローラーとほぼ同じ形状・ボタン配置をしています。
その為私もそうですが、普段Xbox Series X|Sのコントローラーを利用している人間からすると違和感がほぼなく、慣れる必要も無いのですぐに使うことが出来ました。
スクリーンショットボタンもSwitch・PCどちらで使った場合でも問題なく使えたので、よくゲームのキャプチャをする人にとっても良いと思います。
ただ普段Switchで遊んでいるユーザーであれば同じ配置なので問題ないのですが、PSで遊んでいるユーザーの場合は十字キーとスティックの位置が逆になるので少し慣れが必要かもしれません。
人気&実用的な機能が多く搭載されている
BIGBIGWON GALE HALLにはRainbow2 Proほどではありませんが多くの機能が搭載されています。
中でも好きなボタン操作を自由に設定できる追加の背面ボタンはやっぱり便利で、一度使ってしまうと背面ボタン無しのコントローラーには戻れない魅力があります。
背面ボタンがあれば例えばFPSの場合だとスティック操作をしながらジャンプやしゃがむこともできるようになるので、特にオンライン対戦などではかなり有利になれるんですよね。
また背面ボタンだけじゃなく通常のボタンもマッピングも専用ソフトを使うことで自由に設定でき、更にPCで使う人はキーボードのキーもマッピングできるようになるので、かなり便利な仕様となっていました。
スティックだけじゃなくトリガーの精度も高い
スティックはもちろんトリガーの入力精度が高いのも、GALE HALLの特徴の一つです。
旧GALEから引き続きこのモデルでもホール式磁気誘導トリガーが採用されているため、繊細な操作にもしっかりと反応できるように出来ています。
FPSなどのシューターの場合はクイックにすることで疑似トリガーストップのような状態を作ることができ、レースゲームなどでアクセル・ブレーキの細かな調整がしたい場合はリニアにすることで押す深さによって効果を変えることができます。
専用の充電スタンドが使いやすい
BIGBIGWON GALE HALLは無線コントローラー(もちろん有線でも使えますが)で、専用の充電スタンドが付属しています。
外観の部分で比較画像を掲載しましたが、前モデルのRainbow2 Proではエリコン2のように小さくて四角い充電スタンドが用意されていたところ、GALE HALLでは本体と一体化するような大型のデザインに変わっていました。似ているものだとRazerの充電スタンドや8bit doのUltimateなどがありますね。
最初は場所を取るようになってどうなのかなと心配してたんですが、いざ使ってみるとストレス少なく楽に充電できるのでめちゃくちゃ良かったです。
Rainbow2 Proでは置いたときに微妙にずれたことでうまく充電できなかったり、たまに充電スタンドが小さい&マグネットが強力なことでコントローラーを持ち上げたときに充電スタンドが一緒にくっついて来ることがあったんですよね。
そういったことがGaleのスタンドでは一切ないので、多少場所をとる以外はほぼノンストレスで充電&使用することが出来ました。
ドングルとスタンドを一体化できる
スタンドでもう一つ良いと思った機能が、無線接続用の専用ドングルをスタンドに一体化できるということです。
BIGBIGWON GALE HALLのスタンドには背面にドングル接続用のUSBポートがあるので、ここに接続することで充電スタンドと無線ドングル2つのUSB端子を一つにまとめることができ、接続先のUSBポートを節約することができます。
大型のUSBハブやマルチタップを使って充電している人はまだ余裕があるので良いのですが、そういったものがない場合はUSBポートは貴重です。
GALE HALLであれば一体化することで一つしかポートを消費しないので、他の周辺機器などを接続することが出来るのは人によっては大きなメリットになるでしょう。
また前モデルのRainbow2 Proも一応一体化できますが、四角い充電スタンドからドングルが飛び出す見た目があまりスマートじゃなかったんですよね。対してGaleでは一見差し込んでいるのがわからないほどスマートで、すっきりした見た目なのも好印象です。
ジャイロ・モーションコントロールが使える
BIGBIGWON GALE HALLはPCやスマホの他、Nintendo Switchにも対応したコントローラーです。
搭載されているボタンや機能がしっかりが使用できるのはもちろん、6軸のジャイロ機能も搭載されているので、ジャイロを多用するようなゲームタイトルでも問題なく利用することができます。
使ってみた感じも大きな違和感はなく、ほぼ純正プロコンと同等の操作感でジャイロ機能を使うことが出来ました。なのでジャイロ機能付きのコントローラーを探している人にもGALE HALLはおすすめです。
また実用性は置いておいて、PCでもSwitchのジャイロのようなモーションコントロール機能を使うことが出来ます。これは前モデルのRainbow2 Proでも経験しましたが、ソフト側が本来ジャイロ操作に対応していないところを無理やりジャイロで動かすので、正直おまけみたいなものと考えておいたほうが良いでしょう。
白と黒のカラーバリエーションから選べる
本体のスペックや機能ではないのですが、個人的に良いと思ったのがカラーバリエーションに白が追加されたことです。
Rainbow 2Proまではカラーの選択はなく、基本的に黒やクリアーなど製品ごとにカラーが決まっていました。ですがBIGBIGWON GALE HALLでは黒の他に白も選べるので、白いコントローラーが欲しいと思っていた人は選択肢に入れることができるようになって良かったと思います。
一部の背面ボタンが押しにくい
続いて使っていて感じた不満点ですが、まずひとつは一部の背面ボタンが使いにくいことです。
BIGBIGWON GALE HALLには左右2つずつ合計4つの背面ボタンがあるのですが、それぞれ背面の外側寄りと中央寄りのボタンとなっていて、このうち中央寄りのボタンが使いにくく感じました。
というのも、例えば同じく4つのボタン(パドル)を持つエリコン2では、GALE HALLのような外側と中央のボタンという配置ではなく、上側と下側という配置になっていました。その為中指と薬指でそれぞれのボタンを自然に押すことが出来たんですよね。
対してGALE HALLでは外側寄りと中央寄り・・・つまりほぼ同じ横のライン上に4つのボタンすべてが揃っている作りなので、指の使い分けがやりにくかったです。
自分の場合は一応持ち方を工夫することで中指と薬指にそれぞれ割り当てることも出来ましたが、そうするとコントローラーが不安定になってバンパーやトリガーボタンが押しにくくなったり、更には長時間使っていると指がつりそうになってしまいました。
なのでエリコン2のように4つのボタンを中指&薬指それぞれで担当しようと思っている人は注意が必要です。
ヘッドセットやマイク用のジャックがない
BIGBIGWON GALE HALLの不満点2つ目は、ヘッドセットやマイク用の端子となる3.5mmジャックがないことです。なので有線のヘッドセットやイヤホン・ヘッドホンを接続することができません。
3.5mm端子でつなぐタイプのミキサーなども使用できないので、普段ボイスチャットを多用する人やゲームの実況配信者の方、またモニター・TVではなくコントローラーに直接イヤホンやヘッドホンを差し込んで音を聴いている人は、別な製品を選ぶことをおすすめします。
前モデルのRainbow2 Proには3.5mmジャックが付いていたので、これは劣化というかコスト削減のために機能が削られていますね。
ただ使えないのはあくまでコントローラーに有線ヘッドセットやマイクを接続する場合のみであって、普段ゲーム機本体やPCに無線で接続したヘッドホンやイヤホンを使っている人であれば特に問題はないかと思います。
トリガーストップがない
BIGBIGWON GALE HALLではホールトリガー採用により高速かつ繊細なトリガー操作が出来るようになっています。
ですが物理的に入力範囲を狭めるトリガーストップはついていない為、FPSなどのシューターでトリガーを連射するような場合にはストロークが深くなってしまい、トリガーストップのあるコントローラーに比べるとどうしても入力が遅くなってしまうことがありました。
最近は安いコントローラーでもトリガーストップ機能のあるものが増えてきているので、今後の製品では是非物理的なトリガーストップ機能を追加して欲しいところですね。
専用アプリがPCにしかない
個人的にはあまり大きな問題では無かったんですが、BIGBIGWON GALE HALLのボタンアサインやデッドゾーンなどの調整をする専用アプリがPCにしか用意されていないこともちょっと気になりました。
Rainbow2 ProまではAndroid・iPhoneで使える専用アプリが用意されていたので手軽に設定をいじることが出来たんですが、GALE HALLでは今のところPC版のアプリしか用意されていないため、設定を変更しようと思ったら毎回PCをつけなければならないのはちょっと面倒かもしれません。
ただそうなるとせっかくスマホに対応しているGALE HALLの本領が発揮できなくなってしまうので、この辺はもしかすると今後スマホ用の設定アプリもリリースされるかもしれないです。(保証はできないですが・・・)
BIGBIGWON GALE HALLの感想まとめ
ということで今回はアップグレードされてよりパワーアップしたBIGBIGWONの最新多機能プロコン、BIGBIGWON GALE HALLについてレビューしてみました。
まとめるとこんな感じ。
ここがGOOD!
- ドリフト問題が解消&マイナスデッドゾーンも設定できる
- ゲームに応じてスティックの交換が出来る
- 旧モデルより振動の表現が強力かつ繊細に
- Xbox Series X|S基準の形状で使いやすい
- 人気&実用的な機能が多く搭載されている
- スティックだけじゃなくトリガーの精度も高い
- 専用の充電スタンドが使いやすい
- ドングルとスタンドを一体化できる
- ジャイロ・モーションコントロールが使える
- 白と黒のカラーバリエーションから選べる
ここがイマイチ
- 一部の背面ボタンが押しにくい
- ヘッドセットやマイク用のジャックがない
- トリガーストップが無い
- 専用アプリがPCにしかない
このことから以下のような人におすすめです。
こんな人におすすめ
- ドリフトしないコントローラーが欲しい人
- 多機能なコントローラーを探している人
- コスパ重視でコントローラーを選びたい人
BIGBIGWON GALE HALLは価格を抑えつつも多くの機能を搭載した、高性能プロコントローラーです。
旧モデルであるGaleのマイナーチェンジ版といった位置づけのため基本的な機能は同じですが、新たにスティックにホールセンサーを搭載したことで物理的にドリフト現象が起こることを防ぎ、同時に耐久性も向上するなど嬉しい変更が行われていました。
特にFPSやTPSといったシューターをよく遊ぶ人にとってはドリフト現象はかなり悩まされる問題なので、そこが改良されているのはかなり魅力的だと思います。
またスティックが交換できる様になったのも大きなポイントで、特に個人的に良いと思ったのは軸の部分に金属製の保護カバーが付いていることです。このカバーのお陰でスティックの軸の摩耗を防ぐことができ、遊びまくっていると発生する白い粉問題が解決される為、ドリフト減少と合わせてだいぶストレスが減るアップデートになったと感じています。
反対に気になったのは、旧Galeと同じく横並びの背面ボタンが採用されていること。縦に並んでいるエリコン2では中指&薬指で背面パドルを操作できましたが、横並びのGALE HALLでは中指&薬指にそれぞれのボタンを割り振るのが厳しいため、実質2ボタンしか無いのと同じ印象を受けてしまいました。
また最近のコントローラーでは安価なモデルでも物理的なトリガーストップ機構を採用しているものも増えていますが、GALE HALLではそれがなく、ソフトウェア上での設定しかできなかったのも残念。
やっぱりいくら設定でリニアな反応にしても物理的に押し込みが深くなってしまうと連射がしずらくなってしまうので、次回作では特にこの2点を優先して改善してほしいなぁというところです。
とはいえ、多数の機能にホールセンサー、無線ドングル、交換用スティック、そして一体化する大型の充電スタンドが付属して8,000円ほどで購入できる価格は非常に魅力的で、ホールセンサー搭載多機能プロコンとしては現時点でコスパ最強なモデルに仕上がっています。
とにかくスティックの感度やドリフト対策にこだわりたい人、またできるだけ安く高性能なプロコントローラーを探している人には、GALE HALLはかなりおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました!もぶ(@mob_gaming_jp)でした。
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