こんにちは、もぶ(@mob_gaming_jp)です。
マイクロソフトの最新ゲーム機【Xbox Series X(エックスボックスシリーズエックス)】。
その高い性能と、ゲームが遊び放題になる自社サブスクGame Pass(ゲームパス)との相性が抜群な魅力的なハードです。
私はXbox Series Xをこのブログを始める前から持っていたので写真などを撮っておらずレビュー記事は書いていませんでしたが、今回マイクロソフト様から本体の貸出をしてもらえることになったので、2年半使ってみての感想や魅力を写真と共にレビューしたいと思います。
公式サイトの他、大手家電量販店やAmazonなどでもやっと買えるようになってきたので、購入を考えている人は是非参考にしてみてください!
ポイントを3秒で解説!
4K・120フレーム・レイトレ対応
静音性が高くロードも短くてノンストレス
4世代に渡る下位互換性で過去の名作が遊べる
当記事は日本マイクロソフト様より商品を貸し出して頂き執筆しています。
また当サイトはマイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用して収入を得ています。
Xbox Series Xの概要|こんな製品
今回レビューする製品はこちら。
製品名 | Xbox Series X |
CPU | 8X コア @ 3.8 GHz (3.66 GHz w/SMT) カスタム Zen 2 CPU |
GPU | 12 TFLOPS、52 CUs @1.825 Ghz カスタム RDNA 2 GPU |
SOC ダイ サイズ | 360.45 mm2 |
プロセス | 7nm Enhanced |
メモリ | 16 GB GDDR6 バスサイズ 320 ビット |
メモリ帯域幅 | 10 GB @ 560 GB/s、6 GB @ 336 GB/s |
内臓ストレージ | 1TB カスタム NVME SSD |
対応拡張ストレージ | Xbox Series X|S 1TB Seagate 拡張カード USB 3.1 外付け HDD |
光学ドライブ | 4K UHD ブルーレイ |
最大解像度 | 4K |
フレームレート | 最大 120 FPS |
ハイ ダイナミック レンジ | 最高 8K HDR |
オーディオ機能 | Dolby Digital 5.1 DTS 5.1 Atmos を搭載した Dolby TrueHD 最大 7.1 L-PCM |
ポート・インターフェース | HDMI: HDMI 2.1 ポート × 1 USB: USB 3.1 Gen 1 ポート × 3 ワイヤレス機能: 802.11Ac デュアルバンド イーサネット: 802.3 10/100/1000 |
消費電力 | 約315W |
本体サイズ | 15.1cm × 15.1cm × 30.1cm |
重量 | 4,45kg |
発売日 | 2020年11月10日 |
価格 | ディスクドライブ搭載(ブラック):66,978円 (税込) オールデジタル(ホワイト):59,978円 (税込) |
公式サイト | Xbox Series X 詳細ページ |
Xbox Series Xはマイクロソフトが販売している最新世代の家庭用ゲーム機の一つです。
去年まではコロナ禍による半導体不足なども影響してなかなか入手しずらかったこともあり、まだ”次世代ゲーム機”というイメージが強いかもしれませんが、実は2020年11月発売と既に2年以上経過しているんですね。
Xbox Series Xの大きな特徴は業界最高クラスの高いマシンスペックもそうですが、クイックレジューム、オートHDR、FPSブーストといったゲームをより快適に楽しむための独自機能にあります。
また優れた後方互換も魅力で、Xbox One、Xbox360、そして初代Xboxまでの4世代にも渡る幅広い互換性があるおかげで、過去の大作タイトルや人気作品もハードを変えることなくそのまま遊ぶことができます。
そして自社のゲームサブスクサービスであるXbox Game Passはこれらの機能と相性抜群で、その高いハードウェア性能と相まってノンストレスで快適なゲーム環境を構築できるようになっています。
Xbox Series Xの外観
ということで早速製品の方を見ていきましょう。
なお今回は貸し出し用のXboxということで箱や付属品が既に開封済み&使用感があったので、この部分は省略していきなり本体の写真からチェックしていきたいと思います。
ちなみに通常のセット内容はこんな感じです。
Xbox Series X セット内容
- Xbox Series X 本体
- 純正ワイヤレスコントローラー
- 単3形乾電池(2個)
- HDMIケーブル
- 電源コード
- クイックスタートガイド&説明書
Xbox Series X 本体
こちらがXbox Series X本体。サイズは15.1cm×15.1cm×30.1cmという長方形のタワー型です。
本体上部左側にはXboxアイコンの電源ボタンがあります。
その下にはディスクドライブが。
右下にはUSBポートと、その上にペアリング用のボタンがあります。
上から見るとこんな感じ。
ご覧のように無数の穴があいていますが、こちらは単に見た目だけのものではなく排熱をするためにあります。
そして斜めから見るとわかりますが、穴の内側が中央付近に向かってXboxのイメージカラーであるグリーンに染まっています。
右側面。
右側面には横置きしたときに下になるので、その際に安定するように丸いゴム足が4箇所についていました。
左側面。
左側面には下部にXBOXのロゴが見えました。
背面。
背面部分には各種インターフェース類が密集していています。
背面上部。
上部にあるこの溝は後ろのパネルを外すためのもので、普段は使用しません。
中段部分。
中段部分には仕様やシリアルナンバーなどが記載されたラベルが張ってある他、盗難防止用ロックワイヤーを装着するための穴がありました。
ちなみに「XCS-00077」というラベルは借用品の管理番号なので、通常の製品にはありません。
背面下部。
こちらはご覧のように各種インターフェースが集中しています。
縦2列に分けてみると、まず左の列が上から純正の追加ストレージカード用スロット、HDMI端子となっていて、右の列が上からUSB端子x2、LANケーブル用端子、電源ケーブル用端子となっています。
周りの丸い溝は吸気用のもので、天面部分にあった排気用のものとは逆の用途になります。
底面。
底面部分には円盤状の台座がついていました。固定されているので回転などはしません。
こちらの台座の周りにも吸気用に丸い溝が多数あります。
よく見るとなにやら両端に文字のようなものが。
方側には「Xbox」、
そしてもう片側には「Hello from Seattle」という文字がありました。
直訳すると「シアトルからこんにちは」という文章になるのですが、ようは開発チームからの遊び心の詰まったメッセージですね。
ちなみに借用品なので今回は見せられませんが、実は裏面のパネルを開けて分解すると内部にマスターチーフのヘルメットが描かれていたりと、このメッセージ以外にも嬉しい小ネタがあったりします。
横置きにするとこんな感じです。
正面上部にディスクドライブ、電源ボタン。下部にUSBポートとコントローラーペアリング用のボタンです。
上から見たときは左上にXBOXのロゴが見えるようになります。
ちなみにこのときの底面部分には縦置きしたとき右側面についていた4つのゴム足があるので、安定感バッチリです!
Xbox純正ワイヤレスコントローラー
Xbox Series Xには純正のワイヤレスコントローラー(黒)が1つ付属しています。
使用感など詳しいレビューに関しては別な記事でまとめるので、ここでは外観などを簡単に紹介したいと思います。
こちらが純正ワイヤレスコントローラの全体像です。
左側面から。
右側面。
上部。
背面。
知っている人も多いともいますが、Xboxシリーズのコントローラーは歴代モデルから基本電池式なので、背面カバーを開けると単3電池2本分のスペースがあります。
電池式は一見面倒に見えますが、バッテリーのように劣化しないので、分解や交換が不要というメリットがあります。
またどうしてもバッテリー式を使いたい場合は以下のように純正アイテムとしてバッテリー&充電ケーブルが販売されているので、合わせて購入するのが良いでしょう。
他社製品を購入する場合はライセンス商品であるPower Aのものがおすすめです。
Xbox Series X本体と並べるとこんな感じです。
上から。
横幅はXbox Series Xとだいたい同じくらいですね。
ちなみに余談ですが、今回Xbox Series Xを借用したことで自分の分と合わせて一時的に2台になったので、記念に並べた写真も撮っておきました(笑)
Xbox Series Xの使用感
では続いてXbox Series Xを実際に使用してみての感想やレビューをまとめていきます。
なお冒頭でも記載しましたが、私はXbox Series Xを2020年11月に購入しているので2年半ほど使っての感想となります。
またハード自体の感想になるのでここではあえて触れていませんが、Xbox Game PassもXbox Series X|Sの魅力を語る上で欠かせない存在なので、以下の記事も是非読んでみてください。
関連日本でも大人気!Xbox Game Passの魅力を解説
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日本でも大人気!Xbox Game Passの魅力を解説
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高解像度・高フレームレート・レイトレーシング対応
Xbox Series Xの一番の魅力はやっぱりその高いハードウェアスペックを生かした、画質の高さにあります。
緻密で迫力のある4K解像度、最大120フレームでの滑らかなプレイ、そしてレイトレーシングによるよりリアルで美麗なグラフィックの中でゲームを体験することができます。
特にAPEX LegendsやFortniteといったPVPメインのFPS・TPSをプレイすることが多い人にとっては、フレームレートはかなり重要です。
フレームレートが違うと映像の滑からに差が出ます。極端に言うとパラパラ漫画とアニメのような感じです。要は相手の画面には映っていないような一瞬のシーンも自分の画面には表示されるので、対戦で有利になるというわけですね。
またそれ以外にも単純に画面が見やすくて目が疲れない、違和感がなくなるといったメリットもあります。
私は元々PCでFPSをやっていたこともあって、120Hz対応のゲーミングモニターを使ってXbox Series Xも遊んでいます。解像度は4KではなくフルHDのモニターですが、120フレームで遊べるのがやっぱり大きい。
それくらい一度使うと低いフレームレートに戻れなくなる魅力があります。これは実際に触ってもらえればすぐに分かるはずです。
そしてオフラインでアドベンチャーゲームやRPGをじっくり楽しむことが多い人には、大画面で4Kによる高解像度やレイトレーシングをオンにしてのプレイがおすすめです。
より鮮明でリアルかつ迫力のある映像になるので、ゲームの世界観にどっぷりハマれるとこ間違いなしです。
クイックレジュームでゲームの切り替え・起動が快適
Xbox Series X|Sからは、次世代の機能の一つとしてクイックレジュームというものが搭載されました。
これは簡単に言うと「他にプレイ中のゲームに瞬時に切り替えて続きから遊べる」というもので、私がXbox Series Xを購入して一番感動した機能でもあります。
ちょっと言葉だけだと伝わりにくいので、こちらの動画をご覧ください。
動画を見てもらえると、現在メインで起動しているゲームから他のゲームへの切り替えが短いロード時間で行われているのがわかると思います。
他のゲーム機だと今遊んでいるゲームAから違うゲームBに切り替えるときは、一旦ゲームAを終了する必要があります。(自分で終了しなくても勝手に閉じられます)
そしてまたゲームBからAに戻りたい場合も、同じようにBを終了してからAに切り替える必要があるので、頻繁に切り替えるとその都度オープニング画面やロードや必要になってしまいますよね。
クイックレジュームの大きなポイントは「続きから遊べる」という点で、他のゲームに切り替えたとき&元のゲームに戻るときにゲームを切り替えた時点の状態が維持されているので、オープニング画面やロード画面を飛ばして、切り替えてすぐに続きから遊ぶことができるんです。イメージ的にはスマホやタブレット、PCでのアプリ・タスクの切り替えに似ていますね。
更に驚きなのは電源を切ったり再起動してもその状態が生きているということ。(もちろんコンセントから抜いてもOK)
なので対戦ゲーム等を遊んでいてちょっと疲れたな〜と思ったときや気分転換に他のゲームをやりたいなと思ったときに、めちゃくちゃ手軽にゲームを切り替えて遊ぶことができます。これはほんと凄い!
ロードも超高速でノンストレス
Xbox Series X|Sではメインとなるストレージに超高速なM.2 SSDが使われています。
前世代機であるXbox Oneは標準のストレージはHDDだったので、ある程度ストレージに詳しい人であればわかると思いますが、単純にスペック上の数値だけでいえば数十倍の速さを持つことになります。
またCPU・GPUなどの本体性能自体も高いため、ストレージと相まって非常に高速なロードを実現できているというわけですね。
わかりやすく同じゲームタイトルをXbox One、Xbox One X、そしてXbox Series X|Sと比較したものがこちら。
タイトルによってロード時間に差はありますが、最低でもXbox Oneの半分~差が大きいものだと1/5くらいでロードが終わってしまっているのがわかります。
特に容量が大きいゲームやグラフィックが美麗で重いゲームなどの場合はかなりわかりやすく差が出てくると思います。
このロードの速さに先程のクイックレジュームによる高速切替も加わるので、とにかくロード時間が短くてノンストレスです。
なおM.2 SSD、SSD、HDDの違いやXbox Series Xにおすすめの追加ストレージに関しては以下の記事でまとめているので、是非合わせてチェックしてみてください。
関連Xbox Series X|Sで外部ストレージを使う場合の注意点とおすすめ製品
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音が静かで発熱も少ない
Xbox Series Xは本体の静音性の高さにも驚かされました。
ゲーミングPCなどに触れているとわかるんですが、CPUやGPUの性能が上がるほど発熱も増えるので、結果としてファンが大型化したり多連になって静音性が損なわれるのが一般的です。
ですがXbox Series Xでは前世代機に比べて大幅な性能向上が行われているのに、静音性がめちゃくちゃ高いです。
集音器がないので具体的な数値は測定できていませんが、体感でいうとアイドル時(本体起動後のホーム画面)や2Dなどの軽いゲームを遊んでいるときは、ほぼ無音です。
グラフィックの美麗なゲームやX|S専用タイトルなどの重いゲームを遊んでいるときは流石にファンが回っていることがわかりますが、それでもかなり静かで、全然気になりません。
またその割に発熱も少なく、ゲームプレイ中に本体に触れてみても「熱っ!」ではなく「温かい」くらいです。
過去作がパワーアップした状態で遊べる
Xbox Series Xには冒頭でお伝えしたように4世代にも渡る下位互換性があり、それを実現するためのディスクドライブが搭載されています。
そのため初代Xbox、Xbox360、Xbox Oneの人気タイトルや名作が過去のハードを用意することなく遊ぶことができます。
もちろん全てのタイトルが遊べるわけではありませんが、過去数世代分のゲームソフトをそのまま現行ハードで遊べるというのはXbox Series Xだけなので、かなり大きなポイントと言えるのではないでしょうか。
そして更に驚くべきは、これらの過去作品がパワーアップした状態で遊べるということです。
Xbox Series X|SにはFPSブーストやオートHDRという過去作をより快適に遊ぶための機能が搭載されています。以下公式サイトより引用。
FPS ブーストは、一部のゲームで 1 秒あたりのフレーム数を増やし、よりスムーズなビジュアル エクスペリエンスとよりイマーシブなゲームプレイを提供します。
HDR10 をサポートするテレビの場合、自動 HDR では、一部のゲームの映像が豊かになります。 過去世代のゲームは、明るい色とコントラストでポップします。
どちらも名前そのままの機能ですが、簡単に言うとFPSブーストはフレームレートを上げるもので、オートHDRはより各色やコントラストがはっきりするようになるというものです。
これらの機能の凄いところは、各ゲーム側でアップデートをして対応しているわけではなくXbox Series Xの標準機能として備わっている点。
つまり一度本体機能でONにすれば、過去のゲームを起動して遊ぶだけで自動で本来のフレームレートよりも高いフレームレートで動いて、カラーや明暗もくっきりするというわけです。
また先ほどお伝えしたように前世代までのハードで遊ぶよりロード時間も大幅に短縮されているので、FPSブースト・オートHDRと合わせて既に遊び終わった旧作品もまた新鮮な気持ちで遊ぶことができます。
知名度が低く他機種に比べて日本人が少ない
Xbox Series Xは欠点を考えてみたときに、ハードのスペックや機能に関しては全くと言っていいほど不満がありませんでした。
なので”使用感”とはちょっと違うのですが、個人的に欠点だと思っていることの一つは知名度の低さによる日本人ユーザーの少なさです。
Xbox Series X・・・というより歴代のモデルも含めて(Xbox360時台は結構頑張ってる印象でしたが)、Xboxシリーズは他機種に比べてCMや宣伝が圧倒的に足りていない印象があります。
そのためXboxというハードについてよくわかっていない人が多く、自分から積極的に情報を調べに行くコアなゲーマーには魅力的に映りますが、そうじゃないライトゲーマーや一般ユーザーにはそもそも名前すら知らないという人も少なくありません。
また知名度が低い=日本のユーザー数が少ないという事にも繋がるので、タイトル次第では野良のマルチプレイヤーゲームでは日本人の対戦相手やフレンドを探すのにやや苦労する場面もあるでしょう。
ただ2年以上プレイしていて思ったのは、Xboxは海外では日本よりも圧倒的にシェアが大きい為に日本のユーザーにこだわらなければマルチプレイヤーの人口的には全く問題ないですし、APEXやフォートナイトもそうですが最近はクロスプレイに対応したタイトルが増えているので、PSやSwitchユーザーと一緒に遊ぶことができるゲームも多いということです。
そしてシェアが少ない分、いわゆる”キッズ”と呼ばれるような人や暴言を吐いたり煽ったりするプレイヤーも比例して少なくなるので、私自身も今日まで日本のプレイヤーからそういった嫌がらせを受けたことは全くありませんでした。
なので普通に遊ぶ分にはそこまで気にする必要もないですし、逆に変な人に遭遇しないことでストレスが少ないと言えるかもしれません。
取り扱い店舗が少なくパッケージ版がほぼ無い
Xbox Series Xのもう一つのデメリットは、取り扱い店舗が少なくてパッケージ版がほぼ出ていないということです。
これは前述した日本での知名度やシェアの部分が大きく関わっていると思うのですが、とにかく実機やXboxコーナーを取り扱っている店舗が少ないです。
またそもそも取り扱っている店舗があってもパッケージ版があるソフトが非常に少ない(ほぼファーストパーティー製のみ)ので、取り扱いコーナーの規模が小さくて全然目立たないですし魅力的に映りません。
最近はダウンロード販売が一般的になっているのでゲーム自体を購入して遊ぶことに関しては全く問題ないのですが、やっぱり気に入ったソフトはパッケージで持っていたい派な人も少なくないはずです。
一応海外で売られているパッケージを購入するという手はある(しかも普通に日本語データが入っているものも多い)ので私もちょくちょくAmazonなどで購入していますが、やっぱり日本語のパッケージを店頭で見て回って購入するのもゲームの楽しみ方の一つだと思うんですよね。
特にXbox Series Xの場合はせっかくディスクドライブが内蔵されているので、今後もっとパッケージ版が充実してくれたら嬉しいなぁ~という感じです。
追記①:日本未発売や日本語未収録のタイトルがある
この記事を公開した後、ツイッターにて他にもこんなメリット・デメリットがあるという意見があり、「言われてみたら確かに!」と思ったので追記として紹介します。
まず1つは日本では未発売・未配信のタイトルや発売したと思ったら日本語未収録のタイトルがあるということです。これは特にゲームパスでよく目にする印象。
「海外と日本でリリースされるタイトルに違いがある」というのは他のハードでも普通にあることですが、Xboxの場合は日本の公式ツイッターで新作として紹介されたのに発売日になっても配信されなかったり、配信されたと思ったら日本語が収録されていないというパターンをちょくちょく見かけます。
あと「公式サイトや公式アプリで調べたときは対応言語に日本語が含まれているのに関わらず、実際に遊んでみたら未収録だった」「他ハードでリリースされるまで日本語が意図的に抜かれていた」というようなものもありました。
ただ逆に、特に日本向けのリリース情報がなかったにも関わらず海外版を購入してみたら日本語が含まれていたという嬉しいパターンもあったりします。
ですがややこしいし自分で起動するまでわからないというのは非常に面倒なので、マイクロソフトさんにはこのあたりちゃんと情報を整理して公開して欲しいところですね。
追記②:Dolby Atmos・DTS:Xでリアルな立体音響が楽しめる
追記2つ目はDolby Atmos(ドルビーアトモス)や・DTS:Xと言った立体音響システムに対応しているということです。
Xbox Series X|Sでは対応TVやスピーカー(ヘッドホン&イヤホン含む)、そして対応ゲームタイトルであれば、前後上下左右どこから音がなっているのかはっきりとわかるようなリアルな立体音響を楽しむことができます。
またこれらの設備や対応ソフトを持っていなくても、疑似的に立体音響を体験できるDolby Atomos for Headphone(Dolby Access)やDTS Headphone X(DTS Sound Unbound)というアプリもあるので、こちらを購入してインストールすれば普通のヘッドホンやイヤホンでも手軽に立体音響を体験することができるようになっています。
しかも一度購入すればXboxだけじゃなくPCでも使えるようになるのでおすすめです。無料お試し期間もあります。
更には音響だけじゃなくDolby Vision(ドルビービジョン)という”明るさの幅”が広がる機能(簡単に言うとドルビー版HDRのようなもの)にも対応しています。
Dolby AtmosやDolby Visionに対応したゲーム機はこの記事を執筆している2023年5月時点ではXbox Series X|Sだけということなので、音響や映像に更に深くこだわりたい人にもおすすめなゲーム機ですね!
追記②:無料のクラウドセーブでハードを変えても続きから遊べる
3つ目は標準でクラウドセーブに対応している点です。
Xbox Series X|Sではオンラインに繋いでいる場合、セーブデータが自動でクラウドストレージに保存されます。
そのため例えばハードを買い替えたりXbox Series XとSを部屋によって使い分けたい場合などでも、セーブデータを共有して続きから遊ぶことができます。
更にXbox Game Pass Ultimate会員ならゲームのクラウドプレイができるので、外出先やお布団の中でもスマホから手軽に続きのデータをプレイすることができちゃいます。
そしてこのクラウドセーブは標準の無料サービスなので、Xbox Live Gold(オンラインプレイ用有料プラン)やXbox Game Passに加入していなくても、インターネットに接続さえすれば誰でも使うことができるんですよね。めちゃくちゃありがたい!
後私はXbox Series Xの前はXbox360を所有していたんですが、なんとその頃のセーブデータまでクラウドに残っていました・・・!
Xbox Series Xならパッケージ・ディスク版も含めての下位互換性があるので、本体を変えずに当時のセーブデータの続きから遊べるというのは凄く便利ですよね!
Xbox Series Xの感想・レビューまとめ
ということで今回はマイクロソフトの最新&最高性能ゲーム機であるXbox Series Xをレビューしてみました。
感想をまとめるとこんな感じ。
ここがGOOD!
- 高解像度・高フレームレート・レイトレーシング対応
- クイックレジュームでゲームの切り替えが快適
- ロードも超高速でノンストレス
- 音が静かで発熱も少ない
- 過去作がパワーアップした状態で遊べる
- Dolby Atmos・DTS:Xでリアルな立体音響が楽しめる
- 無料のクラウドセーブでハードを変えても続きから遊べる
ここがイマイチ
- 知名度が低く他機種に比べて日本人が少ない
- 取り扱い店舗が少なくパッケージ版がほぼ無い
- 日本未発売や日本語未収録のタイトルがある
このことから以下のような人におすすめです。
こんな人におすすめ
- ストレスのない快適なゲーム環境を構築したい人
- PVPメインのFPSやアクションゲームを有利にプレイしたい人
- 旧Xboxの人気作品も遊びたい人
Xbox Series Xは現行の家庭用ゲーム機の中ではトップクラスの性能を持つハードです。
4K解像度、高フレームレート、レイトレーシングによる滑らかで美麗なグラフィックスや超高速なストレージによる短いロード時間、静音性が高いのに発熱は少ないなど、そのスペックを生かしてストレスのない快適なゲーム環境を構築したい人に非常におすすめです。
特に最大120も出るフレームレートはかなり魅力的で、対戦メインのFPSや格闘ゲームをプレイする人にとっては大きなアドバンテージになるはず。
お伝えしたように私は4KモニタではなくフルHD環境で、実際フレームレートのためにXbox Series Xを選んだと言っても間違いないのですが、全く後悔していません。
しかもXbox Series X|S独自の機能であるクイックレジュームはゲームの切り替えや起動が素早く行えるので、色んなゲームをつまみ食いできるゲームパスとは相性抜群です。
Xbox Series Xなら4世代間の幅広い互換性を持つディスクドライブが内蔵されているので、過去の人気作品や有名タイトルもハードを変えることなく遊ぶこともできますし、ゲームによってはFPSブーストやオートHDRによる恩恵を受けてより快適な状態でプレイすることもできます。とにかくゲームをより楽しく遊べるハードと言えるでしょう。
一方、気になったのはハード自体の話ではなく知名度や取り扱い店舗、パッケージ版の少なさという部分。
これは日本のゲームハードの歴史も大きく影響していると思いますが、日本ではもともとファミコンやゲームボーイ、ニンテンドー64などで任天堂のシェアが大きく、そこにプレイステーション、そしてプレイステーション2が登場したことで日本企業である任天堂とソニーの2強が出来上がりました。
Xboxシリーズはマイクロソフトという海外企業のハードで、初代のXboxは既にこれら2強のシェアが出来上がっている後に日本に参入した為、最初から厳しい状況だったわけです。
CMや宣伝なども両者と比較してあまり見ないので、こういった要素が影響した結果他機種に比べて知名度が低く、それによって取り扱い店舗やパッケージ版が少ないという状態になったと推測しています。
なので個人的にはもっと日本で盛り上がるように、バンバンCMをうったりPRをして欲しいな~と思ってます。(まぁ予算の都合とか大人の事情とか色々難しいこともあるんだと思いますが・・・)
逆に言えば知名度やパッケージ版にこだわらない人にとってはめちゃくちゃ最高なゲーム機と呼べるかもしれません。
もしどこかで実機に触れる機会があれば、ゲームパスと合わせて是非触ってみて下さい。一度触ればXbox Series Xがどれだけ素晴らしいハードなのかきっとわかるはずです。
最後までご覧いただきありがとうございました!もぶ(@mob_gaming_jp)でした。
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