ゲーミングデバイスメーカーBIGBIGWONから新型のワイヤレスヘッドセットが登場しました。それが【HALO Pro(A200)】!
今回メーカー様から製品の方提供頂いたのでレビューしていきたいと思いますが、先に結論をいうと細かいこだわりがなければコスパ優秀なヘッドセットです。
特にマイクがクリアで明瞭なためボイスチャットがしやすく、無線は2.4GHzの低遅延&Bluetooth切替スイッチ付き、ゲーミングモード搭載で的に位置が把握しやすいなど、特にマルチプレイで活きる性能となっていました。
APEX Legendsやフォートナイトなどのオンライン対戦ゲームで使えるヘッドセットを探している人は是非チェックしてみてください!
ポイントを3秒で解説!
無線接続切り替えスイッチが便利
マイクがクリアで高音質
ゲーミングモードで敵の位置が把握できる
BIGBIGWON HALO Proの概要|こんな製品
今回紹介する商品はこちら。
製品名 | HALO Pro A200 |
ブランド | BIGBIGWON |
対応機種 | Windows/iOS/Android/Switch |
接続方法 | 2.4GHz無線接続/Bluetooth接続/3.5mm有線接続/USB-C有線接続 |
Bluetooth バージョン | 5.3 |
ドライバー構成 | 53mmドライバー |
無線利用可能時間 | 30時間 |
充電ポート | USB-C |
操作タイプ | 物理ボタン |
主な機能 | 2.4GHz低遅延接続、ゲームモード(立体音響)、53mmダイナミックドライバー |
価格 | 7,999円 |
公式サイト | https://jp.bigbigwon.com/ |
BIGBIGWON HALO Proは、各種ゲームパッドなどを販売しているBIGBIGWONから登場したゲーミングヘッドセットです。
高級感のある外観に53mmの大型ドライバーを搭載していて、迫力のある音を楽しむことができます。
また特徴的な機能としては専用ドングルを使った低遅延の無線接続や接続モードの簡単切り替えスイッチ、足音や銃声を補正して擬似的な立体音響を作り出すゲームモードが搭載されています。
価格も8,000円以下と比較的購入しやすいので、コスパに優れたヘッドセットを探している人におすすめな製品です。
BIGBIGWON HALOProの外観
ということで早速商品の方見ていきましょう。
パッケージ開封
パッケージはこんな感じ。
白いカラーにオレンジが映えるデザインです。BIGBIGWON Proのイメージカラーですね。
開封。
蓋をあけると早速HALO本体が登場。
HALO本体を持ち上げると、何やら付属品がありそうな雰囲気。
底にある黒い段ボールを持ち上げると、ケーブルや取扱説明書などが出てきました。
細長い箱にはマイクや無線ドングルが入っていました。
付属品
セット内容はこんな感じです。
BIGBIGWON HALO Proのセット内容
- BIGBIGWON HALO Pro ワイヤレスヘッドセット 本体
- 充電ケーブル
- 3.5mmケーブル
- 2.4GHz無線ドングル
- ドングル延長用USBケーブル
- 取り外し可能マイク
- 取扱説明書
- 検品表
- ギャランティカード
取扱説明書には日本語があるので安心。
充電ケーブルは片側(ヘッドセット側)がType-C、もう片側がType-Aとなっています。長さは約49cmとちょっと短いので、他のケーブルを用意するのがおすすめです。
こちらは取外し可能なブームマイク。
マイクは写真のように自由に曲げることができるので、位置調節がやりやすくてGOOD。
2.4GHzで通信できる無線ドングル。
ドングルはUSB Type-Cとなっていますが、付属の延長ケーブルを使うことでType-Aに変換できます。
こちらがそのドングル用延長ケーブル。
写真だとわかりにくいですが、広げると長さが約1mあります。十分ですね。
Type-Cの受けがあるので、無線ドングルを接続することで延長+Type-Aに変換することができます。
また無線接続だけじゃなくバッテリーや遅延を気にしなくて良い有線接続にも対応しているので、3.5mmのケーブルも付属しています。
こちらも長さが1mほどあるので、問題なく使えますね。
本体
そしてこちらがヘッドセット本体。
クオリティはなかなか高いです。見た目的にはLogicoolのG-PHS-003にかなり似ています。
裏側は布で覆われたクッションが付いています。
イヤーパッド部分は外側にBIGBIGWONのロゴが描かれた金属製のパネルが装着されていて、高級感があります。
バンドの部分は12段階の長さ調節が可能です。
内側には合皮のクッションが付いていて、スピーカー部分にRとLの印字があります。
クッションはこんな感じで、かなりフカフカです。むしろ柔らかすぎるかも?
次にボタン関係をチェックしていきます。
まず右側(R)ですが、こちらは装着したときの後方部にモード切替ボタンがあります。
詳しくは後述しますが、このボタンを押すことでゲームモードとミュージックモードを切り替えることができます。
続いて左側(L)。
そしてその隣に緑色のスイッチが見えると思いますが、これは2.4GHzとBluetoothの無線接続方法を切り替えるスイッチです。
緑色のときが専用ドングルを使った2.4GHz、青色のときがBluetoothとなります。
真下の部分には音量調節ダイヤルと、有線接続時に使用する3.5mmジャック、そして有線&充電用のUSB Type-Cポートがあります。
そして前方部分にあるのはブームマイク用のジャックとマイクミュートボタンです。
マイクを付けるとこんな感じ。
また本体は電源を入れると外側のロゴ周りに組み込まれたLEDラインが光ります。
この光は順に色が変わっていくパターンに設定されています。
ただ残念ながら、専用ソフトがないのでカラーや光り方の設定を自由に変更することはできません。
BIGBIGWON HALO Proの重量
HALO Pro本体の重量も測ってみました。
HALO Proの実測値は、302.0gでした。
ワイヤレスヘッドセットはバッテリーなどを内蔵するので重くなりがちで、だいたい350g~400g近くの製品が多いんですが、この製品は300g前半だったので非常に軽い部類ですね。
HALO Proの外観は以上です。
BIGBIGWON HALO Proの使用感・所感
では次にHALO Proを実際に使用してみての使用感・所感をまとめていきたいと思います。
接続切替スイッチが便利
HALO Proにはお伝えしたように2.4GHzとBluetoothの2パターンの無線接続方式が用意されていますが、この接続方式をワンタッチで切り替えられるスイッチが本体についています。
これにより、例えば2.4GHzでゲーム機と接続して遊んでいるときにスマホに着信があった場合でも、ヘッドセットを外すことなくBluetoothでスマホの着信に出ることができます。
ただし注意点として、この機能は最近のワイヤレスイヤホンにあるようなマルチポイント接続ではありません。(=同時接続ではない)
その為、ゲーム機側とスマホの音を同時に聴いたり、同時に通話することはできない点に気をつけてください。
マルチポイント接続はあくまで同じ通信規格内(BluetoothならBluetooth)で複数同時に繋げられるものなので、この機種のように2.4GHzとBluetoothという別々の通信規格をひとまとめにすることは現状できないんですよね。
専用ドングルで無線でも超低遅延
HALO Proには3.5mmジャックやUSB Type-Cを使用した有線接続のほか、Bluetoothによる無線接続、そして専用ドングルを使用した2.4GHzの無線接続という合計4つの接続方法が用意されています。
その中でも特に良かったのが専用ドングルを使った2.4GHz無線接続。これは有線接続とBluetooth接続の良いとこ取りをしたような性能で、無線でありながらまるで有線接続のような遅延の少なさでゲームを楽しむことができます。
無線なのでゲーム中にケーブルが邪魔になったり気になることもなく、集中してプレイすることが出来てとても良かったです!
ゲームモードで敵の位置がわかりやすくなる
HALO Proには「ミュージックモード」と「ゲームモード」という2種類のモードが用意されています。
ミュージックモードは中低音が強調されて迫力のある音になるモードで、音楽を聴くときに向いています。
対してゲームモードは他のキャラクターやプレイヤーの銃声、足音などが強調されて、どこにいるのか判断しやすくなるというもの。いわば疑似サラウンド的なモードなので、特にFPSなどで他のプレイヤーと対戦する場合に有利に働きます。
実際に使ってみると2つのモードの違いは明白で、特にゲームモードでは体感的に中低音が弱まった代わりに高音が強調されているようで、確かに銃声や足音が聞きやすくなりました。
またワンタッチでいつでも切り替えられるので、音楽を聴くときとゲームをプレイするときに合わせて最適なモードを簡単に変更できるのは良いですね。
マイク音質がクリアで明瞭
これ結構びっくりしたんですが、HALO Proはマイクの音質がかなり良かったです。
HALO Proのマイクで自分の声を録音して聞いてみましたが、ノイズが少なく解像度が高いので、しゃべったことがクリアで鮮明に聞こえます。
しかもそのわりに周りの環境音も拾いにくいので、ヘッドセットとしてかなり優秀な製品に感じました。
長時間の使用でも疲れにくい
HALO Proはヘッドバンドの部分やイヤーパッドのクッションが柔らかく、フカフカです。その為長時間つけていても疲れにくく、ゲームに没頭することができました。
更に側圧も弱めなので、使っていて頭が痛くなることが無かったのも良かったです。
なので普段ヘッドセットを使っていて疲れや痛みが気になる人にはかなり向いている製品だと思います。
ズレやすく音漏れがする
長時間の使用でも疲れにくいのがHALO Proのメリットではありますが、逆に側圧が弱くクッションが柔らかいことで、使っていてズレやすくも感じました。
また装着するとハの字のような形になるので下部の方に隙間ができやすく、そこから音漏れしてしまうのが気になりました。
特にミュージックモードにすると中低音が強化されて音圧が増すので、自室などで使う分には問題ないと思いますが他人のいる屋外で使う場合は注意が必要です。
Dolby AtmosやDTXには非対応
HALO Proは残念ながらDolby AtomosやDTXといった、人気の立体音響システムには対応していません。
ゲームモードにすることでBIGBIGWON独自の疑似立体音響を使うことはできますが、やっぱりこれらの専門的なシステム・ソフトに比べると、どうしても劣っている様に感じました。
とはいえ完全に非搭載のものよりはわかりやすいので、そこまでこだわらない人であれば十分だと思います。
専用アプリがない
外観の点でもちらっとお伝えしましたが、HALO Proには専用のアプリやソフトウェアがありません。
その為、イコライザーによる音質調整やライティング、ボタンの設定などもすることができなく、デフォルトの状態のまま使うことになります。
個人的にゲーミングヘッドセットならカスタマイズできる専用ソフトは必須だと思っているので、ちょっとここは残念でした。
BIGBIGWON HALO Proの感想・評価まとめ
ということで今回はゲーミングデバイスメーカーBIGBIGWONから登場した新型ヘッドセット、HALO Proをレビューしてみました。
感想や評価をまとめるとこんな感じ。
ここがGOOD!
- 接続切替スイッチが便利
- 専用ドングルで無線でも超低遅延
- ゲームモードで敵の位置がわかりやすくなる
- マイク音質がクリアで明瞭
- 長時間の使用でも疲れにくい
ここがイマイチ
- ズレやすく音漏れがする
- Dolby AtmosやDTXには非対応
- 専用アプリが無い
このことから以下のような人におすすめです。
こんな人におすすめ
- 無線接続を切り替えられる機能に魅力を感じる人
- 対戦系のFPS・TPSを遊ぶ人
- マイク音質の良いヘッドセットを探している人
BIGBIGWON HALO Proは、複数の接続方法や高音質なマイクを備えたゲーミングヘッドセットです。
2.4GHzとBluetoothの無線接続をスイッチで簡単に切り替えられるので、ヘッドセットをつけたまま着信に出たりといった特殊な使い方をすることができます。
また2.4GHz接続の場合はワイヤレスでありながら低遅延で、ゲームモードにすることで敵の足音や銃声の位置も聞き取りやすくなるため、APEX LegendsやCODなど対戦系のFPS・TPSをよく遊ぶという人におすすめです。
ただしDolby AtmosやDTXといった音響システムには非対応な点や、専用アプリがないので音質の調整や細かな設定ができない点は注意しましょう。
そして予想外に良かったのがマイクの音質。高価なヘッドセットにも負けないほどノイズが少なくクリアで鮮明に通話することができるので、ボイスチャットでマイクの音質を重視する人やYoutuberなどの実況配信者さんにも向いている製品と言えます。
総合的には価格を考えるとかなり優秀で、対応ソフトや細かい調整などにこだわりが無ければコスパが高くおすすめです。
普段マルチプレイ中心でオンラインゲームなどを遊んでいる人は是非試してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!もぶ(@mob_gaming_jp)でした。