こんにちは、もぶ(@mob_gaming_jp)です。
ゲームをしたり映画や音楽を楽しむとき、スピーカーだけじゃなくヘッドホンやイヤホンを使っているという人も多いのではないでしょうか?
かくいう私も基本はスピーカーを使いつつ近隣住民の迷惑にならないように夜中はヘッドホン・イヤホンを使ったり、FPSなど用途に合わせてこれらの音響設備を使い分けたりしています。
ヘッドホンとイヤホンは共に耳に装着して音を聞くガジェットですが、外見以外にも多くの違いがあります。
なのであまり買いなれていない人はいざ買おうとすると、どっちの方が良いのか非常に悩むことでしょう。
ですがそれぞれの違いを調べようとネットを見ても専門的な用語で解説していたり、また普通の人は気づきにくい音質の微妙な違いなどをまとめているサイトも多数。
もちろんそういったマニアックな違いを求めている人もいるので全然良いと思うんですが、私のような素人にはもっと単純で簡単な違いがわかれば十分なんですよね。
そこで今回の記事では音質の微妙な差などは一旦置いておき、初心者でもわかるヘッドホンとイヤホンの明確な違いについて、素人な私の実体験を元に解説しようと思います。
こんな人におすすめ!
ヘッドホンとイヤホンどっちを買おうか迷っている
ヘッドホンとイヤホンの違いや特徴が知りたい
ヘッドホンとイヤホンそれぞれのおすすめ用途は?
ヘッドホンとイヤホンの違い
まずはヘッドホンとイヤホンの違いを一覧表にして比較してみました。
それがこちら。ドン!
ヘッドホン | イヤホン | |
重量 | LOSE | WIN |
疲れにくさ | LOSE | WIN |
低音の迫力 | WIN | LOSE |
高音の明瞭さ | LOSE | WIN |
サラウンド性能 | WIN | LOSE |
あくまで私が使ったことのある製品を中心に評価しているのでその点はご理解ください。
見た目による違いは省いて、実際に使用したときに感じる違いを中心にまとめました。こうしてみると結構な差があることがわかると思います。
では次にこれらの違いを詳しく解説していきましょう。
重量
重量に関しては見た目的にも予想がつくと思いますが、ヘッドホンのほうが圧倒的に重く、大きいです。
一般的にヘッドホンは150g〜200g前後、軽いものでも100g前後はあります。対してイヤホンは20g〜50g程度と非常に軽量。
また形状的にもヘッドホンよりイヤホンのほうが小型なので、持ち運びや収納に関してはイヤホンが圧倒的に有利となります。
疲れにくさ
ヘッドホンの場合は左右のイヤーカップ(耳にかぶせる部分)がバンドでつながっていて、これで頭を挟むようにして装着するため、どうしても頭が締め付けられるような圧迫感が出てきてしまいます。
対してイヤホンの場合はそれぞれ独立したイヤーピースを左右の耳に装着する形なので、ヘッドホンのような側圧がありません。
また前述した重さ・大きさも影響していて、頭の上に200g前後の重さが乗るヘッドホンと左右の耳に20g前後が装着されるイヤホンでは疲れにくさに大きな差があります。
ただこのあたりは人によっても感じ方が違い、耳の穴をふさぐイヤホンよりも耳の周りを覆うヘッドホンのほうが疲れないという人もいるんですけどね。
低音の迫力
低音の迫力に関しては基本的にヘッドホンが優れています。
ヘッドホンはイヤホンに比べて形状が大型ですがこれにはちゃんと意味があって、内部にダイナミック型と呼ばれる大型のドライバー(=音を出すためのユニット)を設置できるようになっています。
このドライバーが大きければ大きいほど音質や低音の強さが向上するので、大迫力の重低音を体感することが出来るんですよね。
スピーカーでも同じで、低音を出力するウーファーという機材は上記の理由から左右のスピーカーに比べて基本的に大型となっています。
高音の明瞭さ
高音の明瞭さ(=はっきりした音の再現度)は製品次第というところもありますが、多くの場合はイヤホンのほうが鮮明なことが多いでしょう。
これは音の解像度・再現度が高いバランスドアーマチュア型と呼ばれるドライバーユニットが小型で、イヤホンに組み込みやすいことが理由です。
バランスドアーマチュア型のドライバーはヘッドホンに組まれることの多いダイナミック型に比べると低音は弱いですが、クリアではっきりとした高音を楽しむことが出来ます。
サラウンド性能
サラウンド(=立体音響)性能は圧倒的にヘッドホンが優れています。これは断言できます。
スピーカーで考えるとわかりやすいんですが、サラウンドスピーカーの製品には5.1ch、7.1chといった表記があります。
これは5つのスピーカー、7つのスピーカーがあるという意味です。(0.1はウーファー)
例えば5つの場合は中央、左右前方、左右後方の計5つで、自分を囲むようにスピーカーを設置します。これによって様々な位置から音が立体的に聞こえるという仕組み。
ヘッドホン・イヤホン共にこのサラウンドを擬似的に再現した製品もありますが、物理的に複数のスピーカー=ドライバーユニットを設置できるのは、現状イヤホンよりも大きなスペースのあるヘッドホンだけとなります。
また耳の周り全体に音が聞こえるヘッドホンと耳の穴に直接音が入り込むイヤホンでは、仕組み的にもヘッドホンのほうがより空間的・立体的に音が聞こえるようになっています。
おまけ:コスパの違い
これはおまけですが、コスパの違いについても軽く触れておきたいと思います。
スピーカーやヘッドホン、イヤホンといった音響機器は価格が非常にピンキリで、高級モデルと安価なモデルではその価格に大きな差があります。
ヘッドホンかスピーカーを買おうとしたとき前述した特徴だけじゃなく価格・コスパも選ぶための基準の一つになると思うのですが、私が今まで購入した製品を見る限りコスパ的にはヘッドホンのほうが優れているように感じます。
ヘッドホンは安価な製品でも低音が強く迫力のある音が楽しめますし、サラウンド機能が搭載されているものも多いです。
イヤホンでもヘッドホンどではないものの低音が強いモデルや疑似サラウンド機能付きモデルがありますが、同じような機能を搭載したモデルで比較するとヘッドホンより高くなりがちです。
なのでとりあえずコスパ重視で選びたいという人にはヘッドホンを勧めておきます。
ヘッドホンとイヤホンそれぞれのおすすめ用途
次にヘッドホンとイヤホン、それぞれのおすすめ用途について。
これまでお伝えしてきた特徴やメリット・デメリットから、ヘッドホンやイヤホンはそれぞれ以下の用途に向いています。
ボーカルを重視した音楽ならイヤホン
JPOPやアニソン、アイドルソングなど、ボーカルの声を重視した音楽を聴く場合はイヤホンです。
バランスドアーマチュア型のドライバーユニットのおかげで、特に女性ボーカルの美声がくっきり・鮮明に聴こえます。
HIPHOPなどのビート重視ならヘッドホン
HIPHOPやR&BなどのブラックミュージックやEDMといったクラブ・ダンスミュージックを聴く場合はヘッドホンが優れています。
ダイナミック型のドライバーを搭載しているので、低音の強いトラックが多いHIPHIPやEDMでは思わず体が乗ってしまうような重い音を楽しむことが出来ますよ。
オフラインでまったり&長時間のゲームならイヤホン
感じ方に差はあるものの、私としてはイヤホンであればヘッドホンよりも疲れにくいので、まったりリラックスしながらプレイするときに使っています。
また同様の理由で長時間付けていても苦にならない為、自分のペースで遊べるオフラインゲームを長時間プレイするときには個人的にイヤホンがおすすめです。
PVPをするならサラウンド性能の高いヘッドホン
ゲームでネット対戦・PVPをしたい場合は、断然ヘッドホンがおすすめです。
ヘッドホンの場合はイヤホンよりもサラウンド効果が高く空間の認識がしやすいので、どの位置から銃声が聞こえたか、敵の足跡がどこから迫ってきているのかなどがはっきりわかるようになります。
特にここ数年人気のバトルロイヤル系ゲームでは全方位に意識を回す必要があるので、サラウンドヘッドホンは必須と言えるでしょう。
まとめ
ということで今回はヘッドホンとイヤホンの素人でもわかる違いを解説してみました。
まとめるとこんな感じです。
ヘッドホンのポイント
- 低音が強く迫力がある
- サラウンド感・空間把握力が高い
- コスパに優れた製品が多い
- HIPHOPやEDMにオススメ
- FPSなどのネット対戦にオススメ
イヤホンのポイント
- 軽くて疲れにくい
- コンパクトで持ち運びに便利
- 高音がハッキリ・音の解像度が高い
- JPOPやアニソンにオススメ
- 長時間のゲームやリラックスタイムにオススメ
ヘッドホンとイヤホンには外見以外にもそれぞれ違った特徴やメリット・デメリットがあります。
購入前に違いを知って、自分がどんな用途で使おうとしているのか、どちらの方が合っているか考えてから購入すると、より満足のいく買い物につながるかもしれません。
以上、初心者向けの内容ではありますが、今回の記事が迷っている人の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!もぶ(@mob_gaming_jp)でした。